僕がベトナムに行ってみよう!という気になったのは、ベトナムが「アメリカを追い返した国」だからだ。
僕たちのご先祖様は懸命に戦った挙句、戦争に負けてしまったわけだけれども、ベトナムはアメリカ相手に30年も戦争して、追い返した。
僕がこの記事を書いているのが、33歳のとき。僕が3歳のときに戦争が始まって、今年までアメリカとやりあってたかと思うと気が遠くなる。
そんな戦争に勝利したのがベトナム(北ベトナム)だ。
その国を肌で感じて見たかったというのが、ベトナム観光の理由です。
ベトナムの中でもホーチミンは戦争に関する施設が多く残っており、町のど真ん中の施設で「戦車」を見ることができる。短い観光日程の中で「戦車」も、南ベトナムの「司令基地」見たけれども、自分がどうしても見たかったのが「クチトンネル」だ。
クチトンネルとは・・・
ベトナムのホーチミン市クチ県を中心とした、全長200kmの地下トンネルネットワークである。ベトナム戦争中に、南ベトナム解放民族戦線 によってゲリラ戦の根拠地として作られ、ここよりカンボジアとの国境付近までトンネルが張り巡らされていた。戦時中、南ベトナム解放民族戦線の兵士たちは様々な工夫をして、狭いトンネル内に身を潜めて暮らしており、当時の生活の様子や戦争中に使われた罠の数々が、戦争史跡公園として残されている。
Wikipedia
クチトンネルへは、ツアーで参加するのがベター。
日本からもネットでツアー予約できる上、1月1日でもやっているので年末年始の旅行にもピッタリだ!実際僕もツアーで2020年の1月1日に、ハッピーニューイヤーという気持ちとは程遠い感じで、「ベトナム戦争」を感じていたわけです。
ホーチミンの中心地から大体1時間くらいで到着するのが、クチトンネル。その注意点としては・・・
- 服装は多少汚れてもいいものを!
- 中国人観光客に注意
- 水分補給はこまめに!
- 巨体の人は入る穴の見極めを!
服装は動きやすく汚れてもいいものを!
クチトンネルの一番の魅力はゲリラたちが実際につかっていた地下トンネル内に入ることができるところです。
観光客向けにトンネル内は広く作り直されているらしいですが、それでも狭いですし、地面・天井・壁、全部「土」です。体の小さい人ならそうでもないかもしれませんが、基本はきっちりと服は汚れます。
またトンネル内は高さもないので、うんこ座りでヨチヨチ歩くことになります。女性はヒールなんかでこないように。(※海外旅行でヒールはいてくる女性なんて見ませんが・・・)
中国人観光客に注意
偏見だ!差別だ!
と、言われてもまぁ仕方ないのですが、実際に「ここからも」経験談です。
クチトンネルはツアーで行っているので、ガイドさんが各トンネルや施設などでその内容を説明してくれます。僕たちツアー参加者たちは「ガイドさんのペース」でゆっくりと各所を見て回るわけですが、それを無視し、順番を無視し、秩序を無視するのが「彼ら」です。
先行していた我々のツアー団体を無視し、後から来たのに先にトンネルにズケズケ入っていったりします。
「注意!」と言いましたが、注意しようがありません。僕は中国語はしゃべれないし、彼らを押しのけれ我が我が!で前にいくつもりもありません。日本人なので。
精神安定のために下記を3回唱えましょう。
「我は、ああはなるまい」
水分補給はこまめに!
クチトンネルは草木に覆われたところにあります。気温はもちろん東南アジアの暑さなのですが、草木に覆われている分風がありません。その上、トンネルをうんこ座りで移動するので、汗も大量にかきます。飲み物の持ち込みは禁止されていないので、こまめな水分補給をオススメします。
巨体の人は入る穴の見極めを!
僕は身長が182cm、体重90kgの巨漢です。巨漢メガネです。巨漢なのに黒縁メガネのさらさらヘアーです。
他の人が腰をかがめる程度の高さのトンネルでも、僕にとってみたら膝立ちしないといけないような高さのトンネルもあります。
ここまでトンネルを通る時は「うんこ座り」と書いてきましたが、うんこ座りなのは基本僕だけで、大抵の人たちは前屈みになる感じでトンネルを進んでいました。巨漢には本当に優しくない施設です。
ベトナムのゲリラたちは本当にスリムだったんですね。
ここまで書いておいてなんなんですが、正直トンネルは1回、2回歩けば十分だと思います。(※想像の4倍くらいトンネル潜らさせられます)
トンネルに入らず、地上を歩いても施設内は見て回れますので、巨漢の方は無理をせず、用法・用量を守ってクチトンネルをお使いください。