近年、日本で喫煙者は肩身の狭い思いをしてますよね。さらに、2020年4月からは完全に店舗内での喫煙が禁止されるとかされないとか・・・。
なので、せっかく海外に出たときくらいは思いっきりスパスパしてやりましょう。
さーて、今週のベトナムの喫煙事情はこちら!
- ベトナムへの持ち込み制限は?
- 入国後はどこで吸っていいの?
- ベトナムの喫煙所で起きたある“出会い”(余談)
この3つについてご紹介していきます。最後のは気になった人だけ読んでくれて大丈夫です。
ベトナムへのタバコの持ち込み制限は?
ずばり・・
- 紙巻きタバコ(シガレット)・・・200本
- 葉巻(シガー)・・・20本
- 刻みタバコ・・・250g
となっております。
普通の紙巻きたばこならワンカートン持ち込めるんですね。
ベトナムは日本のパスポートならビザなしで15日以内の滞在が認められています。仮にワンカートン持ち込んで、現地で全てを吸いきるとなると1日13本、寝る間も惜しんで2時間に1本のペースで吸わないと終わらない計算になります。
路上でおばちゃんたちが日本製・アメリカ製のタバコも販売しているので、特に「たくさん持ち込まなきゃ!なくなったら困るし・・・」というわけではありません。100円〜150円くらいで購入できたと思います。
入国後はどこでタバコを吸って良いの?
これに関しては、日本のように仕切られた喫煙スペースはありません。僕は5つ星のホテルに滞在したのですが、室内で吸えるとことはありませんでした。
まず空港に着いたら、タクシーやバスなどの停車エリア(屋外)まででてください。そこかしろにゴミ箱と一体になった灰皿が設置してあります。「これ、間違えてゴミ箱にタバコ捨てちゃったらよく燃えるだろうな」なんてことを思いながら、空の旅で吸えなかった分を取り返すように吸いましょう。
市内に関してですが、歩きタバコをしている人をよく見ました。
しかしホテルの前だったり、飲食店の前には大抵灰皿が設置されていますし、日本人として歩きタバコはな・・・って思う人は、灰皿の前で済ますようにしましょう。
さて、以上でベトナムでの有益なタバコ事情は以上になるのですが、ここから一応、僕がベトナムのホテルの喫煙所でおきた“素敵な出会い”についてご紹介しておきます。
ベトナムの喫煙所で起きたある“出会い”
2020年1月2日、大学時代の友人とホーチミンに観光にきていた僕は、メンバーの中で唯一の喫煙者。友人との約束の時間まで、ホテルの1回の喫煙所でタバコをくゆらせていました。
すると向こうから、白人の夫婦が近づいてきます。旦那さんの方が、僕の方をずーっと見ながら近づいてくるので、「あ、これは海外あるあるの、ライター貸してくれ!パターンやな」と構えていたら白人旦那さんが僕に向かって言います。
タバコ1本、くれない?
Oh!まさかのタバコの方!
別に最後の1本ってわけでもないので、手持ちのウィンストンを1本渡しました。それからその旦那さんとテキトーに雑談。
白人さん「どこから来たんだ?」
僕「日本や。あんたは?」
白人さん「ベラルーシさ」
僕「鬼遠いやんけ!ようこそアジアへ!」
白人さん「Xperiaは最高のスマホだな!」
僕「せやろ」
なんて会話をしながら気づいたんですが、白人さんの鼻は、熊にやられたレベルで3本傷がついてます。しかもまだ血が固まってない。
僕「え?鼻どうしたん?」
白人さん「バイク乗ってたら転んだんや」
白人さん「しかもそのタイミングでクレジットカードと現金を全て穴に落として失ったんだ」
僕「え?なにその嘘みたいな展開・・・」
白人の奥さん「お金がなくて、水もなくてカラカラよ」
ここでまさかの奥さんカットイン。ペットボトルに水が無いことを、ジェスチャーで僕に示しながら訴えてきます。
なんなんだこの夫婦とは思いつつも、持ち前の英語力を発揮して、ホテルのロビーにフリードリンクがあることを伝えました。夫婦はありがとう!と言いつつ、僕に続けるのです。
白人さん「ちょっとお金分けてくれない?」
まじかよ。
東南アジアで現地の人に物乞いされることはあったけど、まさかベラルーシからきた白人夫婦にお金をせびられるとは。しかもそれが初めてきたベトナムで、せびられてるのは極東からやってきた黒縁メガネの東洋人。
なんじゃそりゃ。
登場人物多すぎて渋滞してるわ!
一瞬で色々と頭の中をめぐったけど、鼻には熊にやられたレベルの3本傷、よく見ると手も擦り傷だらけ、奥さんは涙目、あと僕のXperiaを褒めてくれた。
ああ、この人はまじで困っている人や。
そのため極東からベトナムにやってきた30代独身黒縁メガネの男性は、この夫婦に500,000ドンを手渡しました。ベトナムの紙幣で一番高額なやつです。(※と言っても、日本円換算で2500円ほどなのですが)
お金を渡すと、夫婦から本気でありがとう!と言われました。逆に、2500円程度で足りたかなと心配になりました。
100年後のベラルーシで、日本人の青年が老夫婦を救った話が昔話的に語り継がれているといいなと思っております。
何が言いたいかというと、海外では色々なことが起こるし、それは喫煙所である場合もあるということです。
みなさん、素敵なベトナム旅行を!